セッターのお仕事 @ ・・・ 【基本はまずトスに編】 〜 続き @
第一弾【基本はまずトスに編】の続きです。
前ページでは、セッターにとって、「安定したトス」は基本で重要・・・ということを書きましたが、ここからは「実際にそのトスを安定させるには?」ということについて、書いてみたいと思います。
では、トスを安定させるためには、どんなことをすれば良い?
まずは第一に、「オーバーハンドの基本」をしっかりさせること
基本的なことですが、やっぱり「トスの安定」には「オーバーの基本」は欠かせない要素で、しっかりしてればしてる程、良いに越したことはないかと思います。
この「オーバーハンドの基本」とかについて詳しく書き始めると、それだけで簡単に2、3ページになってしまいますので、ここではホント簡単にだけ書いてみますと
- ボールを受ける手の位置は、いつも同じ位置(おでこの前)で受けるようにする。
- ボールを受ける手のカゴは、自分の形をしっかり作る。そして、手首を柔らかく使い、手の中でボールがぶれない・遊ばないように。
2つとも「う〜ん」というくらい基本的なことですが、トスを安定させるには、とても大切なことだと思います。
トスのボールを受ける位置が毎回毎回違うと、その度に微妙に力の入れ方・入り方も変わってきますので、その分、どうしてもトスを飛ばす距離感の調整は難しくなりますし、そうなればトスは安定しなくなります。
また、手の中でボールがぶれたり遊んだりしてしまえば、その分、手の中で力も分散されてしまいますので、やっぱりボールの飛ぶ距離も変わってきますし、またボールの飛んでいく方向も左右にぶれてしまいますよね。
ちょっと違う見方をしてみれば、「オーバーの基本が不足すればするだけ = 自分でトスの難易度を上げてしまっている」とも言えるかと思います。
逆に、オーバーハンド・トスの基本がしっかりしていればしてる程、その分だけトスは簡単に・楽に操れるようになるはずです。
ということで、「トスを安定させる」にはまずは「オーバーハンドの基本」をしっかりさせること・・・・これは練習の場面を問わず、対人でもシートでも、セッターとしての場面ではなくても練習できることですので、まずはこの意識を変えることから始めてみて下さい。
そして欠かせないのが、自分のトスの「感覚」・「フィーリング」を養うこと
そして次は、トスの安定には一番重要で、トスの生命線にもなってくる「感覚」・「フィーリング」についてです。
よくよく考えてみれば、トスは「これくらいかな?」という自分の感覚で高さや距離感を調整するもので、「これこれ、こういう風にすれば必ず安定する」という法則的なモノはあまりないように思います。
まだレシーブのボールが、いつも同じ場所に返ってくるとかだったら、何か一定の法則とかもあるのかなと思うのですが、そういうわけにもいかず、トスは毎回違う位置からのボールを自分でコントロールして、自分の思った通りの場所に上げるような作業になりますよね。
それにはやっぱり「これくらいかな?」という、自分の「感覚」・「フィーリング」が非常に重要で、ポイントになってくるかと思います。
思えば、自分も「トスの感覚・距離感」を安定させるのに必死な時期があったのですが、その頃は、ホントいろいろな方法を試したりもしました。
メジャー持っていってアンテナまでの距離を測ってみたり、トスの角度をノートで計算してみたり、「トスの角度をこれくらいで打ち出せば、こんな放物線を描いて、ネット上ではこの辺に落ちてくるはず」なんてことを、毎日ブツブツ言いながらやってたことも・・・・。
結局は、「トスを打ち出す力は自分の感覚次第なのでは?」という事に、しばらく経ってから気づき、その方法はお蔵入りすることになりましたが(笑)。
その他にも、思いついては試してみてお蔵入り・・・・ってことを、ジタバタと繰り返してましたが、結果、「結局は少し時間は掛かるかもしれないけど、やっぱり自分の感覚を磨くことが一番近道で、それしかないのかなぁ・・・」と、いうところに行き着いたような気がします。
