セッターのお仕事 @ ・・・ 【基本はまずトスに編】
ここからは、実際のセッターの仕事・役割について、幾つかに分けながら詳しく書いていきたいと思いますが、第一弾としては、まずセッターの最も基本的な仕事・役割「トス」について、いろいろ書いてみたいと思います。
いきなり基本で少し退屈かもしれませんが、いろいろに影響も与える・セッターにとっては最も基本的なことでもありますので、しばしお付き合いを(笑)
セッターの基本は、なんといってもやっぱりトス
まずは「ある程度安定したトス」を上げることがセッターの基本に
「セッターといえばトス」、「トスと言えばセッター」と思われている人も多いように、「きちんとしたトス・より正確なトスを上げること」が、やっぱりセッターの一番の中心的な役割で、他に仕事・役割があると言っても、それだけは変わらないことかと思います。
少し繰り返しになりますが、【序編】でも「セッターの重要さ」で少し触れたように、攻撃の度に経由する「セッターのトス」が、毎回違って・安定しなければ、なかなか思ったように試合の組み立ても出来ませんよね。
そして、どんなに優れたアタッカーがいたとしても、全体の攻撃にいいリズムが生まれてきませんので、チーム全体としても、どことなく安定感がない・スキの多いチームにも感じられてしまいます。
逆に、そんなに目立ったアタッカーがいないのに、なぜか強いと感じるチームや、競った試合のときに、なぜかいつも競り勝つようなチームは、セッターのトスや力量が安定していることが多いように思います。
そんな風に、セッターが上げる「トスの安定感」は、チーム全体の「安定感」にも影響を与える、とても重要な要素でもありますし、また、セッターには、他の役割・仕事もいろいろあるとも言いましたが、実は、そのある程度トスを思うように操れるようになって始めて、成り立つこと・出来ることばかりだったりもします。
ので、「トス以外の役割・仕事が早く知りたい」という人も、まずはちょっと基本に戻って「自分の上げるトス」について、もう一度再確認してみて欲しい・・・・と思います。
また、セッターのトスが安定しないと、アタッカーに与える影響も
普通、セッターは試合とかでスパイクを打つことがないポジションなので、「アタッカーへの影響」なんてのは、軽くは考えることはあっても、あまり深くは考えたりしないかと思います。
自分も中学時代とかは、アタッカーの感想は聞いても、アタッカーの状況なんてことまでは、深く考えてなかった気がします・・・・ただ自分のトスのことで一杯一杯で(汗)・・・・。
これは、自分もアタッカーをやるようになってよくよく感じたことなのですが、トスが短いとブロックの真正面にトスのボールが落ちてきますので、ブロックをかわすのもけっこう大変になりますし、また、コース的にもどうしても打てるコースが狭くもなってします。
強いブロックとかが相手だと、トス次第で、打つ前にコースが無くなってしまうという状況も・・・・。
そして、上がってくるトスが、長かったり・短かったり、高かったり・低かったり、近かったり・遠かったりで、上がってくる度に1本1本違った種類のトスで安定してないと、スパイクに入るタイミングがとても難しい・・・・とも感じました。
合わせるだけなら、何とかなりますが、打つときにアタッカーがブロックやコースを見てる余裕は、確実に減ってしまうかと思います。
アタッカーがブロックされて、セッターの自分が顧問の先生によく怒られてた理由が、ここら辺にあったんですね(汗)。
というわけで、アタッカーの立場としては「セッターに打たせてもらってるんだなぁ」と感じたのですが、そう思うくらい「セッターのトスの質」ってのは、考えている以上にアタッカーに与える影響も大きいもので、そしてその影響は、強いチームが相手なシビアな試合や、競った試合になればなる程、大きくなってくるようにも思います。
ので、まずは『ある程度、安定したトスを上げれるようになること』
セッターであれば、オープンでも並行でも、セミでもクイックでも、試合で使うトスは、ある程度は正確に・ある程度自分が思ったように上げられるようになることを、まず第一の目標にしてみて下さい。
その「ある程度」というところがポイントで、最初は「ある程度」を目標でも全然いいかと思います。
最初から「完璧」を目指そうとすると、初めからやる気が出ない・もしくは、途中でイヤになってしまいがちですし、「完璧」を待っていると、いつになるかも分かりませんので。
では、次は引き続き、「どうすれば安定したトスになるのか」ということについて、続きを書いていきたいと思います。
