『対人パス』は「濃さ」を意識すれば、万能練習メニューにも 〜 続き
『対人パス』についての続きです。
具体的な「対人パス」メニューとして
感覚や距離感を修正したい人は『ねらいを定めて』、そこを意識し続けるように
レシーブのボールがいつも短くなってしまったり、大きくなってしまう人や、トスが長かったり・短かったりであまり安定しない人は、対人相手のどこかをねらって、いつもそこに返すように意識してパスをすることで、感覚も修正されていき、プレーがより正確なものになっていきます。
ねらい所としては、相手の頭がねらい易く、自分なんかはいつも相手の頭をターゲットにしているのですが、ポイントは、どんなボールのときも「目標に定めたところを、ずっと狙い続けること」・・・・ちょっと厳しいなぁ、と感じるボールでもです。
慣れるまでは、ふと「ねらってたこと」自体を忘れてしまったり、なかなか「ずっと」は難しいと感じるかもしれませんが、慣れてくると、頭でいろいろ考えなくても、自然と目標を意識してパスをするようになってきます。
そして、その繰り返しこそが、感覚や距離感を正確にもしてくれますし、そのウチ、そのうまく出来るようになってきたことが、嬉しくも、楽しくも感じられるようになってくるんですよね。
その感覚を覚えてしまったら、しめたもの(笑)
やる気も俄然湧いてきますし、自分でも、いろいろ応用できるようにもなるかと思います。
ので、距離感や感覚に不安を抱えている方は、ぜひ、最初のウチだけでも頑張って、「目標を意識するパス」、試してみて下さい。
それぞれ技術的な練習方法のヒントを少しだけ・・・・
最後に、技術的な弱点や課題を克服するのに役立つと思われる、工夫例みたいなのを、少しだけ書いてみたい思います。
レシーブの場合だと・・・・
◆「スパイクレシーブの拾える範囲を広げたい」という想いを持っている人だったら、相手の人に打ってもらうスパイクを左右に散らしてもらったり
◆「自分は前後の動きが弱いなぁ」という悩みを持っている人だったら、スパイクの間にフェイントを混ぜてもらったり
◆「スパイクのスピードの強弱に弱いなぁ」という悩みを持っている人でだったら、相手の人に打つボールをちょっと強めにしてもらったり、その中にスローボールを混ぜてもらったり
そんな工夫ができるかと思います。
トスの場合だと・・・・
◆「トスが飛ばない」という悩みを持っている人だったら、トス練の間に、2人の距離を徐々に長くしていく、長距離パスを入れてみたり
◆「バックトスが苦手」という悩みを持っている人だったら、相手から飛んできたボールを一回自分の直上に上げて、そしてクルっと半回転して、バックトスで返す・・・という方法を入れてみたり
◆「ジャンプトスが苦手だけど、マスターしたい」という想いを持っている人だったら、この対人中のトスは、全部ジャンプトスで上げるようにしてみたり(この方法は、自分が「ジャンプトスを中心のトスにしよう」と思ったときに、実際にやっていた方法でもあります・・・)
そんな工夫ができるかと思います。
スパイクの場合だと・・・・
◆「ミートが苦手」という悩みを持っている人だったら、この対人パスの中で、自分のボールを捕らえる位置を色々変えてみたり、ワザと高いボールを上げてもらって、それを正確にヒットするような練習をしてみたり
◆「スパイクに威力をつけたい」という悩みを持っている人だったら、体のひねりを使ったフォームや、体の反動を使ったフォームを試してみたりし、そして反復することで、フォームを固める場所にも使ってみたり
◆「コースが上手く狙えない」という悩みを持っている人だったら、2人の距離をちょっと長めにとってみて、そしてその距離間でも、ドライブを掛けて相手の正面にきちんとしたスパイクボールを打つような練習をして、感覚を養ってみたり
そんな工夫ができるかと思います。
その他にも、方法はまだまだいっぱいあると思いますが、いずれにしても、この対人パスで身に着けた体の動きが基本になり、後の応用プレーや試合での動きの元になってきます。
このように、『対人パス』は考え方・取り組み方によって、さまざまに変化もする練習だと思いますので、課題や弱点克服に、ぜひこの『対人パス』、濃く、工夫しながら活用してみて下さい。
